2009年12月6日、富山国際会議場にて、 「あなたのお子さんを髄膜炎から守る」という 県民公開講座が開催されたので、聴きにいってきました。 (主催:富山県小児科医会 後援:富山県、富山県医師会) |
細菌性髄膜炎(さいきんせい ずいまくえん)という病気と それを予防するためのワクチンの話でした。 当日はあいにくの雨でしたが、会場は人で溢れており、 このトピックに対する関心の高さを感じさせられました。 細菌性髄膜炎は、Hib(ヒブ)という細菌に 感染することで起こる病気です。 |
発病しても、初期症状が目立たないために診断が難しい上、 発病後の治療で治ったとしても重大な後遺症が残ったり 場合によっては命にかかわることもあるという恐ろしい病気 だそうです。 ・発症しても分かりにくい ・治療が困難 ・ワクチンが存在する(=免疫を獲得できる) かかったら大変なことになる病気に対して、 ワクチンを注射することで免疫を獲得できるのであるから、 ワクチンを打ったほうがいいですよ、というお話しでした。 |
演者は県内外の3名の先生方で、Hib(ヒブ)ワクチン のみならず、ワクチンで予防可能な病気全般についての お話しもありました。 ワクチンが開発されているもののうち、 日本国内で認可されているワクチンには、 定期予防接種と任意予防接種があります。 Hibワクチンは任意予防接種として最近認可されたようです。 ワクチンで予防可能な病気に対しては、ワクチン接種を したほうがいいですよ、ワクチン接種スケジュールについて 考えてみましょう、という啓発が大きなテーマだったように 思います。 このようなことについて改めて考えさせられる いい機会だったと思います。 |